COVER STORY

行列ができる介護食①

「口から食べる」ことは、生きる意欲を支えるうえでとても重要だ。幸福に直結するといってもいい。しかし高齢になると、病気や身体機能の低下により、そんな当たり前の口福が得にくくなっていく。とりわけ摂食・嚥下障害をもつ人の介護食はのみ込みやすさが優先され、見た目や味は後回しにされがちだ。ならば嚥下障害をもつ方でも食べられる、絶品の寿司が存在したらどうだろう? 分子調理のメソッドで本当においしい介護食の開発を試みた現場を切り取った。
back to top