MIRAI
山本左近の未来考察『医療福祉×テクノロジー』
第9回

ゆく年くる年、
長寿のMIKATA

よく食べ、よく歩く、実践者!

 昨年2017年に長寿のMIKATAを創刊して以来、早いものでもう1年以上が経ちました。
 まずもってこの1年間、無事に続けられましたのも、日頃からご支援いただいている読者の皆様に支えられてきたからこそと、長寿のMIKATA編集部一同、厚く御礼申し上げます。

 とっても小さな小さな編集部ですが、「長寿のMIKATA読んでいるよ!」とか「あの記事、面白かったよ!」とお声かけ頂くたびに、舞い上がるほどとても嬉しくて、やっていて良かった!感謝申し上げます。

 さて今回は、年末恒例企画ということで、今年を振り返えってみようと思います。 題して、「ゆく年くる年、長寿のMIKATA」です(そのまま笑)。

 今年を振り返ってみると、パッと思い浮かぶのは、この長寿のMIKATAを通じて、本当にたくさんの方々にお会いできたことです。

 クロストークもそうですが、何より新しく始まった企画『Super GB(Great/Beauty)』!!
 取材している僕らがSG、SBの方々のお話を聞いていると、本当に毎回とても楽しく、ありがたいお話ばかりで、元気をいただきました。

 長寿の秘訣を伺って気づいたことは、健康で元気にバイタリティー溢れている方は共通して「足腰が元気」ということです。「よく歩き、そして、よく食べる」。元気だからそうなのか、そうだから元気なのか。因果関係はわかりませんが、お会いした方々に共通することでした。

 「フレイル(*1)を防ぎ健康を回復する基本は、運動と食事」と日本老年医学会が提唱している通り、まさにスーパーGBの皆さんは、よく食べ、よく歩く、実践者でした。

 
*1 フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間状態の意。多くの高齢者は健常な状態から筋力が衰える「サルコペニア」という状態を経て、さらに生活機能が全般的に衰える「フレイル」となり、 要介護状態に至る。


 スーパーGBの皆さんの中では、 96歳現役の内海慶子師匠の存在感と、「90歳になったらもう一度エベレストに」という三浦雄一郎さんの次なる挑戦が待ち遠しいです。

Merry Christmas & Happy Holidays!!

 次にクロストークでは、ロコぴょんを開発された、いとうまい子さんは、女優でありながら大学院に通われ、高齢社会に対して、健康で過ごすことができるようスクワットを一緒にできるロボット開発されたお話に感銘を受けました。

 佐々木淳先生との対談では、多くの現場を見てきた先生の一つひとつの言葉から発せられるメッセージに、インタビュアーとしては失格なのでしょうが、何度も涙ぐんでしまうほどの重みを感じました。

 そしてコラム記事では、有名な方というわけでなくても、特別な生き方をしているわけでなくても、特別養護老人ホームで働き、イキイキとされている85歳現役の渥美さんのお話は、とても親近感が湧く内容で感動しました。ドイツ人禅僧のネルケ無方さんに聞く「老い」という問いも印象深かったですね。

 そして、「握らな寿司」の特集記事は、どれも読んで頂きたい!「最期の1食まで美味しさを」。この想いでプロジェクトを始めました。
 まだまだこのプロジェクトは発展途中です。皆様に安心して美味しいご飯を召し上がっていただけるように、これからももっともっと進化させていきたいです。

 今年もそれぞれにいろいろなことがあった一年かと思いますが、残すところあと僅か。 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。 来年も引き続き宜しくお願い致します。


Merry Christmas & Happy Holidays!!
Peace & Love, Sakon

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